杏(34)と東出昌大(32)の離婚が成立したことで、東出の周辺がにわかに騒がしくなっている。晴れて独身となった東出が唐田えりか(22)と交際を再開し、「いずれ再婚するのでは……」とにおわすメディアもあった。唐田は現在も知人の家を転々と渡り歩く日々で、精神的に追い詰められていると聞く。近影と独占インタビューを求めて唐田を血眼になって捜し回っている週刊誌もある。 「東出と唐田は近いうちに接触するはずです。東出は杏との婚姻関係にひと区切りをつけましたが、唐田との関係の“清算”はまだ終わっていませんからね」(女性誌記者)  もっとも、芸能マスコミにとってそんなおいしい展開が待っている可能性は低い。改めて取材すると、伝わってくるのはもっと現実的でシビアな話だった。 「東出さんと杏さんはじっくり時間をかけて話し合った末に離婚しました。ただ、東出さんは杏さんと復縁したい気持ちは今も変わらないと聞きます。彼は知人らに『何年かかってもいい』と漏らしており、何とか彼女が翻意してくれないか待ち続けるようです」
杏と復縁の可能性も  実際、2人が復縁する可能性はゼロではない。離婚を伝える連名の文書にはわざわざ〈今後は子供たちの親として成長し、協力し合う関係を築いていきたいと思います〉と入れられた。また、杏は別の媒体で東出の人間性に触れて「父としては失格だったけど、俳優としての東出昌大はこれからも応援していきたい」とコメントした。少なくとも蛇蝎のごとく毛嫌いされる対象ではないことが分かる。あるベテラン芸能マネジャーは「東出さんにはまだ挽回の余地があると思います。時間が経てば杏さんの心を取り戻せるかもしれませんね」と語った。  芸能界を見渡すと、離婚後に冷却期間を置いて元サヤに戻る夫婦も少なくない。東野幸治(53)は2001年に「価値観の相違」を理由に10年連れ添った元ファンの妻と離婚したが11年に再入籍した。05年に離婚した吹越満(55)と広田レオナ(57)夫妻は「夫婦だけにしか理解できない理由がある」と12年に元サヤに収まった。 「夫の浮気とか妻の浪費癖といった理由で離婚しても、離れて暮らしてみると改めてパートナーの大切さを認識するパターンがあるみたいですね。世間やマスコミの目がある芸能人はなおさらでしょう」(前出のベテラン芸能マネジャー)  浮気に走った東出は夫としては失格だったが子煩悩な父親だった。この間も東出に会えない子供たちが「パパ! パパ!」と騒ぎ出す時があり、その時だけは杏も東出に電話をかけて子供と話をさせていたという。  東出の気持ちに揺るぎがなければ、子がかすがいとなって、いずれミラクルが起きる展開もありそうだ。ただ、一度失った信頼を取り戻すのは容易ではない。東出はしばらく俳優業に専心するしかない